超速で成果を出す アジャイル仕事術

たまたま手にとったので読んだ。

著者の方はソフトウェア開発のマネジメント経験があって、タイトルの「アジャイル」もソフトウェア開発の「アジャイル」の文脈に沿っている。 内容的には特別新しい観点が書かれているわけではないが、体系だてて整理して述べられている印象はあった。

本書の中では仕事術として重要なスキルとして「構想力」「俊敏力」「適応力」「連携力」「共創力」の5つが挙げられているが、自分は最後の「共創力」が特に弱いと感じる。直近4年間ほどで本業2社(サイバーエージェント、ナイルワークス)、副業7社の9つの会社で仕事をしてきた。どの会社でも、個人としてはそこそこアウトプットは出せる。だけどチームとして、異なる専門性を持った個人が集まった集団として、単なる個人のかけあわせ以上の仕事の成果が出せてきたかでいうとあまり実現できていない。 個人としてスキルを磨くだけではなくて、他人と共創して自分一人×時間では決してなし得ない仕事をできるようになりたいと思っている。 その課題感にあったヒントがあったように思った。 ポイントを要約すると「互いに興味を持ち、質より量で情報を共有しあい、対話によって価値観の違いを理解しあい、ビジョンと行動原則に落とし込むこと」と理解した。 リモートで最低限のタスク管理だけしているとこれは実現できない。